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地下鉄七隈線、福岡空港国際線へ延伸検討…高島市長

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 福岡市の高島宗一郎市長が、市地下鉄七隈線を福岡空港国際線ターミナル(博多区)まで延伸する方向で検討していることが関係者への取材で分かった。空港線の姪浜駅(西区)と七隈線の橋本駅(同)をつなぐ案も浮上しており、利便性や費用対効果などの検討を進める。

当選から一夜明け、記者会見する高島市長(21日午前、福岡市役所で)=中山浩次撮影
当選から一夜明け、記者会見する高島市長(21日午前、福岡市役所で)=中山浩次撮影

 高島氏は21日に開いた記者会見で国際線ターミナルへの延伸について「たくさんある検討案の一つだ」とし、「将来に向け総合的に考える」と述べた。20日投開票の同市長選で4選を決めており、次の任期中に市の総合的な交通計画を定めたマスタープランを策定する方向だ。

 福岡空港へのアクセスについては、市地下鉄空港線の福岡空港駅が国内線ターミナルと直結しているのに対し、国際線ターミナルへ向かうには国内線ターミナルから出る無料の連絡バスに乗るか、タクシーかバスを利用する必要がある。

 高島氏は、海外の金融機関や人材を日本に呼び込む「国際金融都市」を掲げ、環境整備を進めている。また、インバウンド(訪日観光客)需要の取り込みを目指す中、国際線ターミナルの利便性向上が課題となっている。

 七隈線は来年3月、延伸部分の天神南(中央区)―博多駅(博多区)間が開通する。関係者によると、博多駅と国際線ターミナルの約3キロを結び、中間駅を設ける構想もあるという。

 一方、始発・終着駅である空港線の姪浜駅と七隈線の橋本駅は約3・5キロ離れている。西区は、ファミリー層を中心に人口が増加傾向にある。両駅間をつなぐよう求める市民の声も出ており、検討する。

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