【10月27日 CGTN Japanese】中国南部の広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)にある広州南沙国際クルーズターミナルに、試験航行中の世界最大のRORO式豪華客船が接岸しました。この船は、中国の造船大手・中国船舶グループ(CSSC)傘下の広船国際社が、イタリアの海運会社「モービー・ラインズ」のために建造したRORO式豪華客船の1号船です。

 この豪華客船は喫水7.2メートル、船長237メートル、型幅33メートルで、さらに総トン数がRORO式としては現在世界最大の7万トンとなっています。13階層のデッキ、4階層のガレージ、536部屋のキャビンと3800メートルの貨物レーンを持ち、乗客2500人を収容することができます。船内にはエンターテインメント、レジャー、飲食などの施設が完備されており、10階建ての「海上五つ星ホテル」に相当します。

 なお、この船は広船国際が知的財産権を100%保有しています。今回の試験航行を終えた後は製造元の造船基地に戻り、正式就航に向けた準備作業を完了させる予定だということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News