新千歳―台北便が新たに就航 LCCのタイガーエア台湾 水際緩和で

新田哲史
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 格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾の新千歳―台北便が16日、新たに就航した。函館や旭川を含む日本の14都市との便を運航していた同社だが、コロナ禍でほぼ運休に。日本で11日、台湾では13日に新型コロナの水際対策が緩和されたことを受け、16日から順次、日本との便を再開させる。

 16日午前、台北を出発した最初の便が新千歳空港に到着した。乗っていた家族連れなど157人は、横断幕を掲げた空港の社員に迎えられた。ソフトウェアエンジニアの夫(46)と初めて北海道を訪れた翻訳業の女性(43)は、約3週間かけて道内を巡るという。「温泉や海鮮を楽しんで、紅葉も見たい」。新千歳便は木曜と日曜の週2往復で始め、30日以降、徐々に便数を増やすという。同社のケビン・チェン会長は「より多くの人に北海道の魅力を楽しんでもらいたい」と話した。

 新千歳空港の国際線はコロナ禍の影響で2020年3月下旬から全路線で運航を休止していたが、今年7月に再開。現在はチャイナエアラインも週1往復で台北便を運航している。

 北海道エアポートによると、30日以降、仁川線(済州航空、ジンエアー)、シンガポール線(スクート)、香港線(キャセイパシフィック航空)、バンコク線(タイ国際航空)などの再開が順次予定されている。(新田哲史)

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