国際線受け入れ中止の各地の空港 順次再開へ 松野官房長官

新型コロナの水際対策の緩和をめぐり、松野官房長官は、現在、国際線の受け入れを中止している各地の空港などでも、準備が整いしだい順次受け入れを再開する方針を明らかにしました。

新型コロナの水際対策について、政府は来月11日から入国者数の上限を撤廃したうえで、自由な個人旅行を認め、短期滞在ビザの免除を再開することを公表しています。

松野官房長官は、26日の記者会見で、こうした措置に加え、現在、国際線の受け入れを中止している各地の空港などでも、準備が整いしだい順次受け入れを再開する方針を明らかにしました。

また、入国時の検査は感染が疑われる症状がある場合を除いて取りやめ、ワクチンの3回目接種を済ませたことの証明書か、海外の滞在先の出発前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出を求めるとしています。

松野官房長官は「今後、WHO=世界保健機関で『懸念すべき変異株』が指定されるような事態が新たに発生する場合は、当然、機動的に対処していく」と述べました。