JAL、10~11月の燃油サーチャージ上げ 過去最高更新
日本航空(JAL)は18日、国際線の旅客を対象にした2022年10~11月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き上げると発表した。ロシアのウクライナ侵攻による原油高や円安で燃料費が高騰しているため。日本発の各方面で8~9月に続き過去最高を更新する。北米や欧州行き(片道)は従来比1万200円増の5万7200円とする。
ハワイ行きなどは同6900円増の3万7400円、タイやシンガポール行きなどは5100円増の2万9800円とする。JALによると、10~11月のサーチャージの指標となる6~7月のケロシン(シンガポール市場)の平均価格は円換算で1バレル2万488円と、4~5月から16%上昇した。ドル建ての価格が9%上がり、円安が6%進んだ。
全日本空輸(ANA)も近く10~11月発券分のサーチャージの水準を公表する見通しで、過去最高だった8~9月の水準から引き上げる公算が大きい。