ブリティッシュ・エアウェイズ、新ビジネスクラスシートを導入へ

  • 2006年11月17日
 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は新ビジネスクラスシート「クラブ・ワールド」を導入する。今月末にはクラブ・ワールド搭載の1号機が運航を予定している。BAは今後18ヶ月をかけ、ボーイングB747型機の57機、ボーイングB777型機の43機に随時、導入する。これにより、ファーストクラス、ビジネスクラスは全体で8%増加する計画だ。

 今回のビジネスクラスの刷新は、長距離路線におけるファーストクラスの改善、全キャビンクラスを対象とするオーディオ・ビデオ・オンディマンド機内エンターテイメントシステムの搭載など、商品、およびサービス強化を目的としている。革新性の高いデザイン、テクノロジー、資材などを採用したほか、キャビン・インテリアも刷新し、新次元フルフラットシートのコンセプトの実現を図った。

 クラブ・ワールドは、シート幅が現行モデルと比べて25%広い長さ183センチメートルのフルフラットシート。同シートは旅客のプライバシーを向上させ、収納スペースも拡大するなど、快適度の高いビジネスクラスシートを開発した。

 さらに、BAはビジネスクラスに加え、ファーストクラスも各種サービスを刷新する予定だ。例えば、午後7時30分以降に出発する便を対象に「ターンダウン・サービス」と呼ぶベッドを用意するサービスをはじめ、アニメ・ハインドマーチのアメニティキットの刷新、新しいスリーパースーツの提供する。そのほか、旅客全員を対象とした機内用スリッパの提供などを計画。2007年1月には新たな機内食の導入も予定している。