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ユナイテッド航空、成田発JFK線運休し、ワシントン線に就航、米のハブ機能を強化

  • 2006年8月1日
 ユナイテッド航空(UA)は10月28日から、成田/ニューヨーク(JFK)線を運休、成田/ワシントンDCダレス線の直行便に置き換える。UAでは「ニューヨーク線の搭乗率が悪かった訳ではなく、ハブ空港の機能を最大限に活かし、UA路線へつなぐ最適化の一環」(マーケティング部)としており、ニューヨーク線とワシントン線では、以遠便について両路線に大きな違いがあるという見方だ。UAは日本発のニューヨーク線について、全日空(NH)とのコードシェア便の利用に加え、UAが運航するサンフランシスコ線、ロサンゼルス線からの乗継を勧める方針。
 なお、UAはデルタ航空(DL)に対し、JFK/ロンドン間の運航権を譲渡することで最終合意に達した。正式決定はアメリカ連邦運輸局(DOT)の最終認可が必要だが、DLでは今年末にはJFK/ロンドン・ガトウィック間に就航する計画。UAではニューヨーク・JFKからの国際線展開をシフトする路線計画が進んでいることもあり、成田/JFK線に影響が及んだ模様。


 また、UAはこの路線の変更に合わせ、北米/アジア太平洋間の路線を再構築する。具体的には台北/サンフランシスコ線の直行便を2007年4月2日から運航するほか、ソウル/サンフランシスコ線を季節便から10月を目処に定期便へと移行、香港/サンフランシスコ線を2007年4月から週3便を増便する。これにより、定期運航便として北米/アジア太平洋間については週40便の定期便が加わる。


▽UA 成田/ワシントンDC線
UA804便 NRT 16時55分発/IAD 3時25分着
UA803便 IAD 12時20分発/NRT 16時25分着(翌日)