アマデウス、NDC日本導入は19年末、実用化に向け数百万ユーロを投資

ブラウザベースのプラットフォームにNDCコンテンツを表示
業務渡航向けにバックオフィスとの連携を検討

  • 2018年11月18日(日)

GDS経由のNDCコンテンツ利用は金銭的メリットも

 アマデウスによると、仮に旅行会社が航空会社のNDCコンテンツを直接入手する場合には、航空会社と直接接続するためのシステム開発が発生し、利用する航空会社の数だけ開発コストが膨らみ莫大な投資が必要となる。コストという点に関して、直接接続とプラットフォーム利用のどちらが旅行会社にとって現実的な選択肢であるかは明らかという。

 アマデウスの場合、OTAがNDCコンテンツを利用するために航空会社とAPI接続をする場合は一定の開発費を負担する必要があるが、「アマデウス・セリングプラットフォーム・コネクト」を使う場合は開発費などの負担は発生せず、これまでのGDSと同じく利用できる。コーフッド氏は「IATA代理店もNON-IATA代理店も予約できるし、NDCベースで予約しても追加の課金などは発生しない」とメリットを強調した。

 加えて同氏は「旅行会社にとってのより大きなメリットはコンテンツへのアクセス。航空会社は今後、『このコンテンツはNDCだけで提供する』といった販売手法を取ることになるだろう。より多くのNDCコンテンツを利用するにはプラットフォームが適している」と説明した。

 加えてコーフッド氏は、航空会社との関係についても言及。旅行会社がGDS経由で航空券を発券する場合は手数料を徴収している航空会社があるが、「アマデウス・セリングプラットフォーム・コネクト」でNDCコンテンツを利用した場合、旅行会社に手数料を負担してもらうかについては「現段階では航空会社との交渉中であり何とも言えない。基本的にはアマデウスと航空会社の関係性によって決まってくるのでは」と語った。

 同氏は「航空会社には、乗客にパーソナライズした情報を提供して独自の価値提案を実施し、他社と差別化をはかりたいという考えがあり、NDCはそれを可能にする」と語り、航空会社にとってのNDCのメリットの大きさを改めて強調。「例えばファーストクラスやビジネスクラスの旅客に対して、フラットベッドなどの情報をより充実した形で提供できるようになる。結果的に航空会社に対する旅客のロイヤリティを高めることができる」と話した。


NDCに長期的投資を、旅行会社とのビジネス拡大へ

 旅行会社にとっても航空会社にとってもメリットの大きいというNDCだが、アマデウスに代表されるGDSにとってはどうなのか。IATAがNDCの構想を発表した当初は、NDCがGDS潰しの役割を担うものと見られた時期もあった。しかし現在では、GDSがアグリゲーター機能を担い、NDCの普及に積極的に取り組んでおり、NDC関連の投資を加速している。アマデウスは年間売上の15%をテクノロジー開発に投資する方針を掲げているが、同社はこの潤沢な開発資金をNDCに投資している。

 巨額の投資の回収方法が気になるところだが、この点についてコーフッド氏は「NDCはアマデウスにとって大きく賭けている分野であり、長期的に投資している。数百万ユーロを投じるのに十分な価値を見出している」と強調。「NDCにより他のプレイヤーに対する競合優位性を保つことができ、結果的には旅行会社とのビジネスをさらに拡大できると考えている」と説明した。

次ページ>>▽NDCは「革命」ではなく「時間をかけた変化」

インフィニ 123キャンペーン2019
メール新規登録
求人広告
ワンクリックアンケート

フライドポテトで一番おいしいと思うチェーン店は?

投票する

助成金・補助金情報

「【福島県いわき市】いわき市バス借上助成募集について」
いわき市は、バス利用による団体旅行を誘致し、いわき市全体の観光客の増加を図るため、旅行会...

こんにちは、ゲストさん

ログイン

PHOTO NEWS

ビズリーチ

  • メールニュース登録
  • サプライヤー新規登録
  • マイページ・ログイン
  • サプライヤー・ログイン
  • 媒体資料
  • 求人情報新規登録
  • 優待料金情報新規登録
  • お問合わせ
  • 広告に関するお問合わせ