インタビュー:アメリカン航空流通戦略マネージャーの渡辺氏

日本支社に新ポスト、GDS出身者が就任
旅行会社がNDCを利用するメリットは

  • 2018年6月5日(火)

-旅行会社がNDCを導入するメリットはどこにあるのでしょうか

渡辺 大きく3つある。まず、旅行会社がNDC対応のツールを通じて予約・発券した場合、我々は1区間あたり2米ドルのコミッションを支払っており、旅行会社にとって経済的なメリットがある。

 また、NDC接続では現在のGDS経由では取り扱うことのできない「リッチコンテンツ」のデータを得ることができ、それによりお客様に対してさらにレベルの高いサービスを提供できるようになる。

 3つ目は、NDCにより旅行会社に旅行者の情報が集約されること。現在は、旅行者が自ら空港や機内で航空会社のサービスの情報を得ているが、NDCを利用すると旅行会社が必要な情報をまとめて案内できるようになる。

 たとえば、旅行者が空港でチェックインしたか、搭乗したか、乗った飛行機が今どこを飛んでいるか、旅行先で予約を変更したかなど、さまざまな旅行者の情報をNDC経由で即座に確認でき、企業の出張などでは、出張者の安否確認にも活用できる。こうしたNDCの機能は、旅行会社にとって顧客満足度だけでなく、販売力の向上にもつながるはずだ。

 NDCは旅行会社にとっての新しいオプションであり、他の航空会社もNDCを展開することを歓迎したい。個人的な考えとしては、AAだけでなく他社もNDCの提供を始めれば、旅行会社がよりNDCシステムを導入しやすくなるのではないか。

-インターラインやコードシェアへの対応はいかかでしょうか

渡辺 NDCではインターライン契約を結んだ他の航空会社の航空券も発券できる。通常、航空会社は社内に数多くのインターラインパートナーを含めて予約・発券できるシステムを持っており、そのシステムを活用してNDCツールの開発をおこなっている。このため、インターラインパートナーがNDCに非対応でも影響はない。コードシェアも同じことだ。ただし、現在はすべてのインターラインパートナーに対応できているわけではないので、今後はその数を増やしていくことが課題になってくるだろう。


-ダイレクトコネクトは、AAのサーバーへの負荷が大きくなるのでは

渡辺 トランザクションのボリュームへの対応は常に留意していかなければならないと考えている。システムに負荷がかからないような機能を構築していく必要もあるだろう。現在は、ユーザーの利用制限やトランザクションフィーの徴収などは設定していない。


-NDCの推進により、GDSとの関係はどうなるとお考えですか

渡辺 GDSとの関係性は基本的には何も変わらない。GDSは我々にとってこれからも重要な流通パートナーだ。GDSは業界に精通したシステムプロバイダーであるので、NDCの利用においても、例えばアグリゲーターの様なビジネスモデルを取り入れるなど、それぞれのビジネス戦略で展開していくのだろう。


-ありがとうございました

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