【NDC入門】第7回:旅行会社の選択肢は?「アグリゲーター選び」が肝心か

  • 2018年6月27日(水)

 前回は「アグリゲーター」という存在をご紹介しました。アグリゲーターとは、NDCによって断片化された情報を集約するテクノロジー系企業のことで、従来型のデータとNDC経由のデータをシームレスに比較できるようになれば、旅行会社の利便性は大きく向上するでしょう。

 逆に、これからのNDCの普及を考えると、同じNDCといってもバージョンの違いがいくつもあるなかで旅行会社が何十社という航空会社のNDCについて独自で開発するのはまったく現実的ではなく、この点だけでもアグリゲーターが勝負を制する可能性が高いといわれています。

 そうしたアグリゲーター内の競争に目を向けると、トラベルフュージョン(travelfusion)、エアゲートウェイ(AirGateway)、あるいはスカイスキャナーやカヤックといった企業だけでなく、GDSもその役割を担おうとしています。

 というより、そもそもCRSからGDSという変遷を考えれば、GDSは生粋の「アグリゲーター」であるともいえますし、旅行会社への端末普及度を考えると新興アグリゲーターがGDSの立場をいきなり脅かすとも思えず、相当に優位であると考えて差し支えないはずです。

 日本で普及率の高いアクセス国際ネットワークは現時点では公式の発表はしていませんが、この環境下で何もしないとすればその方が不自然であり、そのうち何かしらの発表がなされることでしょう。一方、インフィニ・トラベル・インフォメーションは、先日開催した旅行会社向けセミナーで、年内を目処にNDCに対応した新機能を提供する計画を明らかにしています。

 旅行会社がNDCに対応するには、ダイレクトコネクトを利用する、IATAの認証を自ら取得して独自に開発する、IATAの認証を得たシステム会社と手を組んで導入する、アグリゲーターのソリューションを採用する、GDS各社が順次リリースする機能を活用する、といった手段が考えられますが、規模や目的によるものの、今のところはこれまで使用してきたGDSが最もスムーズでしょう。

 ただ、そうなると航空会社がGDSというボトルネックを嫌って推進してきたNDCが、結局新しいボトルネックを生み出すという皮肉な結果をもたらす可能性があり、さりとて旅行会社をいきなり切り捨てる航空会社もないでしょう。この辺りは海外の事情を含めて今後も動向の注視が必要と思われます。

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