【NDC入門】第1回:航空券流通を革新する「NDC」とは?

  • 2018年5月24日(木)

 「NDC」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。「New Distribution Capability」の略で、ビジネス用語としてはそのままケイパビリティでも通用しそうですが、あえて和訳すれば「新たな流通を可能とするもの」です。

 NDCは国際航空運送協会(IATA)が推し進めるプロジェクトで、まずは経緯を振り返ると、もともとは2012年の年次総会で事務総長(当時)のトニー・タイラー氏が初めて発表しました。当時の報道発表資料を紐解くと、NDCは「航空会社が求めているグローバルな航空券流通における革新」の実現をめざすもので、「GDSよりも明確にプロダクトを差別化できるもの」であると書かれています。

 IATAとGDSの関係に目を向けると、航空会社にとってGDSに支払う費用は今も昔も重荷であり、大手航空会社になると年間で百億円単位の負担になるようです。旅行会社によってはGDS側からコミッションを支払われているわけで、航空会社からすればこれもまたおもしろくないわけです。

 IATAとしても、タイラー氏の前任者がGDSを「(血を吸う)ヒル」と表現したこともあるなど不満を隠しません。タイラー氏も資料のなかで、「航空会社が何百万米ドルを費やしてプロダクトを開発しても、FだのCだのYだのといった表現のみで紹介され、あるいは空席状況、顧客のニーズや好み、購買履歴などに応じたパーソナライズした提案も不可能」と非難していました。

 たしかに、「ユーチューバー」が子供の憧れの職業ランキング上位に入ってくるような時代に黒い画面に緑の文字でコマンド入力、というのは果たして誰のためなのかと考えると、航空会社のフラストレーションも理解できるのではないでしょうか。

 次回以降は、NDCそのものについてもう少し詳しく書いていく予定です。

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