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シンガポールMICE:FLPジャパンから学ぶ成功のコツ

常に新しいものに挑戦するパワーが参加者の刺激に

印象に残るイベント企画

装飾は当日、セロテープで飾りつけ。日本では体験できない旧正月の雰囲気を演出した  中禮氏がMICEの企画でモットーとしているのは、「参加者が“Wow!”と驚く仕掛けを常に探すこと」。シンガポールのように成熟したデスティネーションの場合は、もともとの魅力に何かを足して新しいものを作ることに心を砕いている。ここではシンガポールで実施したインセンティブツアーで、特に喜ばれた企画を2つ紹介する。

 16年1月下旬の「PCMリフレッシュセミナー」では、初日のウェルカムディナーのテーマを「チャイニーズニューイヤー(旧正月)」に設定。人口の7割が中華系のシンガポールでは毎年1月中旬から2月中旬、いたるところで旧正月を祝う装飾が施される。日程が旧正月の直前であったことから、日本では経験できない本場の雰囲気をパーティに取り入れようとしたのだ。

2メートルの高さの柱の上を飛び移りながら舞う迫力ある特別なパフォーマンスで、パーティはのっけから迫力満点  会場はマリーナ・ベイ・サンズの宴会場。まずは入口で、邪気を払い幸運を呼び込むといわれるライオンダンス(獅子舞)でお出迎え。赤い提灯や「福」の文字がつけられた旧正月の壁飾りで装飾された宴会場では、中華料理のフルコースとともに多国籍国家のシンガポールらしいエンターテイメントが繰り広げられ、華やかなイベントに。参加者も大いに盛り上がった。

 この結果を聞くと、予め完成された企画のように見えるが、このパーティは中禮氏が1つひとつ作り上げたもの。実は、旧正月は家族で祝うものであるため、イベント会社が「チャイニーズニューイヤー」がテーマの大イベントを手がけることは今までなかったのだ。

 当然、イベント会社に装飾品の用意はないため、今回のツアー中にチャイナタウンの正月飾りの店に自ら買いに行った。その結果、装飾は1つ200円から400円程度なので、「かなり安価にできた」とコストセーブの効果も。各装飾品は縁起物でもあるため、参加者が持ち帰れるようにしたところ、「ちょっとしたサプライズになって喜ばれた上、片付けの手間も省けた」と、一石二鳥以上のメリットが得られたようだ。

シャンパンを飲みながら店員の話を聞き、ゆっくりと買物ができるのは特別な体験  もう1つは、マリーナ・ベイ・サンズにある「ルイ・ヴィトン・アイランド・メゾン」のバイアウト(貸切)。ルイ・ヴィトンと同グループであるモエ・エ・シャンドンのシャンパンが飲み放題で無料提供され、ほろ酔い気分での優雅な買物体験を喜ぶ参加者が多かった。同店舗ではこれまでも貸切の要請があったが、実施したのは中禮氏の企画が初めて。店側にも販売効果の高さが実感され、「参加者も店舗も満足するイベントとなり、プランナーとして鼻が高い」と喜びを語る。

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