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ハワイ・クローズアップ:「ウルトラハワイ」に旅行会社が期待できる3つの効果

ウルトラマンのハワイ・ファミリー旅行
各施策を活かし、販売機会の拡大を

  • 2014年3月13日(木)
プロモーションの映像は、東京五輪2020招致プレゼンテーション・オープニング映像を手掛けた江口カン氏によるもの
(C)円谷プロ

 ハワイ×ウルトラマン。かつてないコラボレーションに、多くの業界関係者が驚いたことだろう。認知度100%といえる国民的ヒーローを起用した「ウルトラハワイ」は、ハワイ州観光局(HTJ)が円谷プロの協力のもと、今年のレジャー市場向けに実施する最大のキャンペーンだ。9月30日までの期間中、まさに旅行会社のヒーローとなり、ウルトラマンファミリーがハワイの販売促進をサポートしていく。メジャーデスティネーションのハワイが、人気キャラクター”を起用し、めざすものは何か。旅行会社はその意図をとらえ、このチャンスを最大化していきたい。


需要の裾野を拡大
旅行に遠い新客層にもアプローチ

3月6日の記者発表会のフォトセッション。100名以上のメディアが集まり、撮影がままならない状態に

 3月6日の記者発表会には、100名を超えるメディア関係者が参集。ウルトラマンファミリーとバルタン星人などキャンペーンに登場する5体のヒーロー&怪獣に加え、ハワイ州観光局ビューティー親善大使の道端ジェシカ氏も参加し、華やかで斬新な発表会となった。早速、当日や翌朝の情報番組等で放映され、すでに多くの消費者がその映像を目にしたことだろう。

 「ウルトラハワイ」でのターゲットは2つ。そのメインが、上期の重要マーケットであるファミリーとHTJがマーケティングで重視するファーストタイマーの誘致だ。「50年の長きにわたり愛されている国民的ヒーローに『ハワイ』を押してもらうことで、あらゆる世代に安心で魅力のあるデスティネーションであることをアピールする」(HTJ営業部長・森義直氏)のがねらいだ。夏のピークのみならず、4月以降のショルダーシーズンの需要喚起もはかる。

HTJ営業部長・森義直氏

 2つ目が、旅行にあまり興味はないがウルトラマンは好きという“新客層”のアプローチ。キャンペーンは撮り下ろし作品や限定グッズを多用し、ウルトラマンファミリーの熱烈なファンの心を揺さぶる内容でもあることから、「リピーター率を見れば、ハワイは1度行ってもらえれば、2人に1人が帰ってくる力がある。これまであまり旅行に行かなかったような人が一歩踏み出すきっかけとし、旅行需要の裾野を広げたい」(森氏)との思惑もある。

 円谷プロ広報担当によると、現在のファンクラブ会員数は約3000名。ほぼ男性で、父親または子どもが代表として会員となっていることが多く、効果としては1人に対し家族の人数がついてくると捉えていいという。祖師ヶ谷大蔵の「ウルトラマン商店街」や日本各地のオフィシャルショップをはじめ、ウルトラマンショーなどの特別催事もあり、彼らにリーチできるスポットや機会が多いことも見逃せないポイントだ。

>>次は「ウルトラハワイ」の送客効果について


「ウルトラハワイ」キャンペーン内容

 ウルトラマンタロウがウルトラの父と母に、感謝の気持ちを込めて家族ハワイ旅行をプレゼント。同じく旅行中のバルタン星人とピグモンと現地で遭遇するも、穏やかなハワイの雰囲気に触れ、一緒に旅行を楽しんでいく。このストーリーを基盤に3月6日から9月30日まで、旅行会社や現地観光関係者を巻き込みながら、紙やオンラインメディア、旅行会社店頭、イベントなどで以下の施策を実施する。

・ハワイロケでのプロモーション映像とポスターのビジュアル制作
・新聞やオンラインメディア等での広告展開
・特設サイトでのウルトラファミリーのハワイ旅行ストーリー紹介(毎週更新)
・SNSプロモーション(消費者向け写真コンテスト)
・直行便就航都市でのセミナーと消費者向けイベント
・オアフ島でのウルトラマン立像(4体)の設置
(ウルトラマンティガ、メビウスに加え、初の立像化となるゼロ、ギンガの計4体。4体の立像設置は海外では初めて)
・旅行会社12社のキャンペーン対象ツアー商品の造成・パンフレット展開
・対象ツアー参加者向けスタンプラリーの実施
(賞品はオリジナルフィギュアなど限定グッズ)
・旅行会社向け販促ツール作成とディスプレイコンテストの実施
・ツーリズムEXPOジャパンでのイベント

「ウルトラハワイ」特設サイト http://www.ultrahawaii.jp/

なお、キャンペーンは反響を見ながら、実施期間を延長する可能性もある。

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ハワイ州観光局