阪急交通社の松村氏  阪急交通社は最上級ブランドと位置づける富裕層向けの「ロイヤルコレクション」で、2012年からプライベートジェット(ビジネスジェット)を利用した「プライベートジェットの旅」を販売している。主にオーダーメイド型の受注型企画旅行を取り扱う同ブランドにおいて、プライベートジェットは「品揃えの一環」として利用しているが、同社メディア営業二部ロイヤルコレクション係長の松村信一郎氏は、プライベートジェットを利用する旅行に「確実な手応えを感じている」と語る。


メインはヨーロッパ域内での利用
年間で2桁の受注をめざす

 ロイヤルコレクションでは昨年1年間で、4件のプライベートジェットを使った旅行を受注した。松村氏によれば、傾向としてはヨーロッパ方面へ定期便のファーストクラスまたはビジネスクラスで向かい、プライベートジェットに乗り換えてヨーロッパ域内の最終目的地へ到着するパターンが中心。たとえば定期便でパリへ飛び、そこからプライベートジェットでマヨルカ島へ、あるいは定期便でフランクフルトへ飛び、乗り換えてイビザ島へといった旅程だ。ヨーロッパ以外の方面については、現時点では「ハワイやアジアも問い合わせは多いが、受注につながるケースは少ない」という。

 国内旅行でもプライベートジェットの利用を希望する客層は存在しており、松村氏は島嶼部への旅行や、ゴルフ仲間との九州旅行などに利用する事例を挙げた。また、利用者の多くは家族連れや夫婦だが、「体の自由が効かなくなった高齢の家族を同伴するために、移動の負担が少ないプライベートジェットを選択するケースもある」とのこと。出発時の待ち時間が少なく、到着後もすぐに行動できる利便性を活かし、足の不自由な旅行者が温泉旅行に行ったケースもあったという。

 松村氏は、富裕層の求めるさまざまな旅の形に幅広く応えるロイヤルコレクションにおいて、プライベートジェットはファーストクラスやラグジュアリーホテルなどと同じく、旅行で利用する重要な素材の1つとなりうると説明。プライベートジェットの売上目標を単体で設定する考えはないとしながらも、「年間で2桁の受注は欲しい」と意欲を示した。

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