ニッカ航空と地域観光研究所、被災地でボランティアツアー、3日間30名参加

 ニッカ航空サービスと地域観光研究所は、台湾観光協会の協賛を得て東日本大震災の被災地での災害ボランティアツアーを実施する。地域観光研究所が企画した東日本大震災応援アクションプラン「ひと手ひと声プロジェクト」の一環として実施するもの。今回は5月13日夜発15日着の3日間で、参加費は1泊2食付き保険加入料を含めて1名6000円。支援活動を継続するためには参加者の負担軽減が必要として、バス代金は台湾観光協会が協賛しているという。

 ニッカ航空サービス東京支店長の鈴木崇夫氏は「今回の震災で旅行業ができることを、一緒に考えるきっかけとしたい」と主旨を説明。今後もボランティアツアーを月に1回程度の割合で実施する予定で、地域観光研究所所長の高梨洋一郎氏は「観光に携わる業界の方々が、直接支援することは地域の現状を知るだけでなく、観光の社会的価値を見直すことにもなる」として、旅行業界や観光業界に参加や協力を呼びかけていく考えだ。被災地避難所での映画上映会や子どもたちとの交流会、中長期的に被災地を応援する施策の実施も予定している。


▽ひと手ひと声プロジェクト
http://ctl.travelab.jp/project/tour.html


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