ハートフルインターナショナル、破産開始決定 負債総額約9.5億円

ハートフルインターナショナル

東京商工リサーチによると、「ハートフルツアーズ」ブランドで海外ツアーを中心に販売していた、ハートフルインターナショナルは3月29日、東京地裁より破産開始決定を受けた。

ハートフルインターナショナルは、1992年11月に設立。鉄鋼や自動車マフラーの輸入を主な目的として設立し、2007年9月期には売上高約26億2,700万円をあげていたものの、リーマンショック後の景気悪化の影響で売上が悪化。近年は主業務を旅行業に転換し、中国など東アジアへのツアーや留学プログラムの企画に強みを持ち、2019年9月期には売上高約15億円を計上していた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、旅行業の売上が激減したことや、利幅や薄く、採算性に乏しかったことなどからも、今回の措置となった。

負債総額は約9億5,000万円。破産管財人には、西村あさひ法律事務所の鈴木学弁護士が選任された。