台湾とパラオ 団体観光客の往来可能に 互いに到着後の隔離免除

新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んでいる、台湾と太平洋の島国パラオが、1日から互いに到着後の隔離を免除して団体観光客の往来を認めることになり、台湾からの最初の団体客がパラオに向かいました。

台湾からパラオへの団体旅行に参加できるのは、直近の6か月間台湾を出ていないことや、3か月以内に新型コロナウイルスに感染していないことなどに加え、出発前に空港でPCR検査をして陰性であることが求められます。

最初の団体旅行に参加する100人は、出発の6時間前に空港に集まり、特設のブースでPCR検査を受けました。

そして、出発のおよそ2時間半前に参加者全員が陰性と判定されると、うれしそうに搭乗ゲートに向かいました。

女性客の1人は「第1陣で外国に行くことができて、とてもわくわくしています」と興奮気味に話していました。

台湾もパラオからの団体客を受け入れ、互いに到着後の隔離を免除することにしていて、台湾当局によりますと、世界的な感染拡大以降、こうした往来を認め合うのは、アジア太平洋地域で初めてだということです。

台湾とパラオの間では当面、チャーター便が週2往復運航されます。