データインバウンド
【訪日外国人数】2021年1月訪日客数16カ月連続で前年同月割れの4万6500人、海外からの入国規制強化で前月よりも減少
2021.02.18
日本政府観光局(JNTO)が2月17日に発表した2021年1月の訪日外国人数は、前年同月比98.3%減の4万6500人だった。これで16カ月連続で前年同月を下回ることになった。
訪日外国人数は2019年の水準の10%程度ながら、7月下旬以降のビジネス往来再開で8月から12月までは倍増を続け、12月も微増ながら5万8700人だったが、ここに来て減少に転じた。これは、2020年12月下旬以降すべての国・地域からの新規入国の一時停止や検疫の強化、1月14日以降のビジネストラック、レジデンストラックの運用停止などの措置が影響している。
なお、JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。
技能実習生の多いベトナムは訪日最多
1月の国別訪日数としては、技能実習生として入国する人の多いベトナムが2万人で最多、2位は1万200人の中国、ついで韓国(2500人)、アメリカ(1200人)、フィリピン(1000人)と続き、それ以外は1000人を下回った。
なお、2月17日に発表された2020年11月の訪日客数(暫定値)は5万6673人で、そのうち1030人が観光客、4793人が商用客、5万850人がその他(観光、商用目的を除く入国外国人で、留学、研修、外交・公用など含む)だった。
最新のデータインバウンド
【訪日外国人数】2024年3月訪日客数308万1600人、単月で300万人突破は初。桜とイースター休暇で伸びる (2024.04.18)
2024年世界と日本の旅行トレンドの違い、円安・物価高が与える影響は? ーアメリカン・エキスプレス調査 (2024.04.15)
ミシュランガイド京都・大阪2024発表、掲載数過去最多。京都は星付き100軒に (2024.04.11)
2024年2月 世界の航空需要コロナ前から完全回復、国際線初の2019年水準超え。アジアの回復著しく (2024.04.05)
2023年の中国アウトバウンド旅行先ランキング、人気の観光スポットはどこ? 日本の順位は ーTrip.comレポート (2024.04.04)
【宿泊統計】2024年1月外国人延べ宿泊者数22%増の1124万人泊、中国とロシア以外は2019年同月を上回る (2024.04.01)
2023年世界のビザ開放度はコロナ前水準へ、デジタルノマドビザ導入は50カ国に-UN Tourism (2024.03.28)
2024年世界幸福度ランキング 1位は7年連続フィンランド、日本は51位に後退。世代間格差大きく (2024.03.26)
【訪日外国人数】2024年2月訪日客数 2019年比7.1%増の278万8000人、春節により台湾・ベトナムで過去最高値を記録 (2024.03.21)