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ハワイの「今」を駐在員の視点から-住民の生活とワクチン接種

12月中旬よりワクチン接種開始
観光サプライヤーは再開の動きも

事前検査プログラム開始後の日本人客推移

 昨年11月の事前検査プログラム(隔離免除)導入後、ハワイアン航空(HA)の定期便が再開したこともあり、日本からの訪問者数も月間1000名を超えるようになりました。

日本からの定期便も運行再開しているホノルル空港ですがツアー車両を見かけることはまだありません

 特に12月は年末年始の臨時便の増便、国内LCC初の成田/ホノルル線を就航したZIPAIR(ZG)の影響もあり3000名余の訪問者となりました。これらの訪問者の多くは、ハワイ永住者・長期滞在者、ハワイに住む親族訪問が多数、短期滞在の一般の旅行者は少ないとみられています。

8月27日  再ロックダウン

9月24日  ロックダウン解除、ティア1開始

10月15日 事前検査プログラム開始

10月22日 ティア2へ移行

11月6日  事前検査プログラム(日本からの旅客)開始

11月17日 ハワイアン航空 成田線を増便(週2便)

12月11日 ハワイアン航空 関空線を再開(週3便)

12月19日 ハワイアン航空 成田線を増便(週4便)、ZIPAIR 成田線を就航

12月23日 ハワイアン航空 羽田線を再開(週3便)

現地の観光サプライヤーの状況

 「旅行前検査プログラム」の実施により、ハワイは訪問者への門戸は開放されており、営業再開している観光施設も増えてきています。

 日本はもちろん米国本土からの観光客にも人気が高いパールハーバーにある、戦艦ミズーリ記念館のセールス&マーケティング部日本担当マネージャーのフォロンダ瞳さんにコロナによる影響や現状をうかがうことができました。

 ロックダウンにより戦艦ミズーリ記念館は昨年3月中旬から6月23日まで閉館、一度は開館したものの再度のロックダウンにより8月下旬から12月15日まで閉館してましたが、12月16日より水~土曜日の曜日限定で営業を行なっているそうです。

 CDCのガイドラインに沿った検温のほか、館内では6フィートのソーシャルディスタンスの確保や入館のグループは1組5名までと徹底した管理がされています。ガイドツアーや探検家ツアーは休止していますが、館内に設けた3箇所の案内ポイントでガイドが案内をしているそうです。

 フォロンダさんから日本の観光客の皆様へ「現在は日本からの旅行者はほとんど来館されない状況ですが、日本語ガイドは常駐するようにしていますので、いつでもお越しください」とメッセージをいただきました。

パールハーバーにある戦艦ミズーリ記念館

 年始は感染者数が上向き傾向になりましたが、その後は下降し小康状態を保っており、ティア3への移行も近いように感じています。また、行動規制の内容は感染状況に合わせてフレキシブルに対応すると発表されていますので、今後ワクチン接種も順調に進めば新たな日常へ向けて大きく前進する可能性も出てきました。

本稿は、トランスオービット ハワイ マネージャーの水上直弘氏より寄稿いただいています。
※2021年2月4日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
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