奥飛驒の「界」、9月5日開業 星野リゾート、東海3県に初進出
岐阜県高山市の奥飛驒温泉郷に9月5日、温泉旅館「界 奥飛驒」がオープンする。界は、全国でホテルや旅館を展開する星野リゾートが手がける高級旅館ブランドで、東海3県で同社の施設ができるのは初めて。
「界 奥飛驒」は2棟の宿泊棟と湯小屋、離れ棟があり、それぞれの建物を中庭などでつなぐ。
全49室が「ご当地部屋」仕様となっており、飛驒地方の木工技術「曲木(まげき)」や漆器「飛驒春慶」などが家具や内装に使われている。このうち28室のテラスには露天風呂が併設されているという。
同社は「恵まれた山あいの温泉の良さに気づくきっかけや、匠の技術が光る飛驒地方の文化に触れるひとときを提供したい」としている。
料金は1室2人利用で、1泊3万1千円(税・サービス料込み、夕朝食付き)から。予約は今月17日から始まっている。
界は現在、国内の温泉地23カ所にあり、今後数年間で約30カ所まで増やす予定という。(小原智恵)