韓国の格安航空会社（LCC）チェジュ航空の松山―ソウル線が6月から約5カ月間、現在の週7往復から週12往復に増便する。中村時広愛媛県知事が11日の会見で明らかにした。松山発着の定期国際便は釜山線（週3便）、台北線（週2便）と合わせて過去最多の週17便になる。

　新型コロナの感染対策で運休していたソウル線は昨年3月、週3往復で運航再開し、同10月から週7往復に増便していた。

　県によると、増便以降の平均搭乗率は9割を超え、今年3月は95%超と好調だったことから、6月1日から10月26日までの期間限定で増便が決まった。現行の毎日午後の1往復に加え、火～土曜日に午前～昼すぎの1往復を運航する。増便で約9億5千万円の経済効果が見込まれるという。

　中村知事は「増便を11月以降も継続するには県民の皆さんのさらなる利用がカギを握る。ぜひ手軽に行ける韓国旅行を検討してほしい」と語った。（川村貴大）