「ひょうごユニバーサルなお宿」第2弾 城崎温泉などの10施設登録

菱山出
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 兵庫県が2023年度から進めているバリアフリーな宿泊施設を増やす取り組み「ひょうごユニバーサルなお宿」の新たな登録施設が発表された。10施設が新たに登録され、第1弾の登録施設と合わせて計44施設となった。

 対象となるのは、ユニバーサルツーリズムに積極的に取り組む宣言をした宿泊施設。「車いすで利用できるようカウンターの高さを考慮している」など73項目のチェックリストのうち、35項目以上をクリアした施設を登録している。登録されると、県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」で施設名と取り組みが公表される。

 第2弾の発表は3月8日に豊岡市城崎町であり、斎藤元彦知事が旅館経営者に登録証を手渡した。斎藤知事は面の取り組みを推進するためとして、「ひょうごユニバーサルツーリズム推進エリア形成促進事業」のスタートに意欲を示し、「城崎温泉もぜひ、このエリアに手をあげてもらいたい」と話した。

 発表後、斎藤知事は車いすで城崎温泉街を視察。足湯を体験したり、外湯の洗い場などを見て回ったりした。今回、新たに登録された施設の一つ、城崎温泉の「西村屋本館」などを運営する西村総一郎社長は「より多くの方に安心して利用してもらえる旅館にしたい」と話した。(菱山出)

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