成田空港 人材確保に向け仕事をPRする専用ウェブサイト開設

成田空港で、人手不足が深刻になっていることを受けて、空港会社は、仕事を探す人に空港の仕事をPRする専用のウェブサイトを開設しました。

成田空港では、コロナ禍のあと国際線の航空需要が急激に回復する一方、人手不足で一部の新規就航や増便の希望を受け入れられていないうえ、5年後には3本目の滑走路が完成して利用客の増加が見込まれ、将来的には現在の2倍ほどの従業員が必要になると試算されています。

このため成田空港会社では人材の確保につなげようと、空港の仕事をPRする専用のウェブサイトを28日、開設しました。

サイトでは
▽特に人手不足が深刻な航空機の地上誘導などを行う「グランドハンドリング」について働き手のインタビューを通してやりがいを伝えているほか
▽空港に事業所を構える会社の採用情報や
▽空港周辺の移住情報なども紹介しています。

空港会社では今後、ほかの職種の紹介など内容を充実させる予定で、田村明比古社長は「インバウンド需要が高まる中、空港の人手不足の問題を発展のボトルネックにしてはいけない。人材の確保に向けてあらゆることをしたい」と話しています。