ブッキング・ドットコムへの訴え取り下げ 宿泊料金 提訴後入金

オランダに本社がある宿泊予約サイト大手の「ブッキング・ドットコム」から、利用客が支払った宿泊料金が振り込まれないとして損害賠償を求める裁判を起こしていたホテルなどのオーナーが、その後、料金が支払われたため、訴えを取り下げていたことがわかりました。

去年10月、予約サイトを通じて利用客が支払った宿泊料金が、支払い予定日を過ぎても「ブッキング・ドットコム」から宿泊施設側にほとんど振り込まれないとして、ホテルや旅館のオーナー10人がオランダの本社などに対し、損害賠償を求める訴えを起こしていました。

原告側の弁護士によりますとその後、10人全員に料金が支払われたため、去年11月に訴えを取り下げたということです。

ブッキング・ドットコムの日本支社は当時、「支払いシステムの更新が一部のパートナーに影響を与えたことを認識している。計画されたメンテナンス作業の一部だったが、計画通りに進まなかった」などとコメントしていました。