北陸新幹線敦賀延伸、完成検査に合格 能登半島地震の影響なし

高橋豪
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 3月16日に延伸開業する北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)間について、国土交通省は26日、鉄道事業法に基づく完成検査に合格したとして、JR西日本に合格書を交付した。昨年末から検査をしており、1日に発生した能登半島地震による影響はなかった。

 完成検査では駅施設やレール、トンネル、通信設備などを調べた。地震については、JR西や建設主体の鉄道・運輸機構の報告をもとに国交省が「施設への被害はなく、完成検査の結果に影響はない」と判断した。

 政府は被災者支援で予備費に104億円を計上し、3~4月に1泊あたり2万円を上限に宿泊費の50%を支援する「北陸応援割」や観光プロモーションを行う。斉藤鉄夫国交相はこの日の会見で「復旧復興の原動力になるものと期待している」と述べた。(高橋豪)

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