東海道新幹線の回数券、自由席も廃止へ ネット予約の割引利用増で

内藤尚志
[PR]

 JR東海は24日、東海道新幹線の自由席回数券の販売を12月22日で終えると発表した。指定席の回数券は2022年3月に廃止済みで、東海道新幹線の回数券はこれでほぼなくなる。ペーパーレス化によって業務を効率化するとともに、ネット予約の拡大をめざす。

 新幹線の定期券と併用してグリーン車に乗れる「フレックス用こだま号グリーン回数券」は、販売を続ける。一方、ネット予約のEXサービスでは、一部区間の自由席を割り引く「EX早特1」を新設する。乗車日の前日までの予約が対象で、3月10日から販売する。

 東海道新幹線の回数券は、出張や家族旅行で使える割引切符として親しまれてきた。自由席は6枚セットで、東京―米原なら1割ほど安くなる。だが、近年はネット予約による割引の利用が増え、販売が減っていたという。内藤尚志

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません