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京都市のホテル延べ宿泊者数、9月61.7%減 日本人客は前年同月8割弱まで回復 外国人客は戻らず

 京都市観光協会が発表した9月の市内64ホテルの宿泊状況によると、総延べ宿泊者数は前年同月比61・7%減だった。日本人宿泊客は前年同月の約8割まで戻り、4カ月連続での改善といううれしいトピックもあるものの、外国人宿泊者がほぼゼロの状態が続いているため、厳しい状態は変わらない。

 日本人延べ宿泊客数は同23・9%減と、ここにきて一気に上向きに。Go Toトラベルの利用増や4連休が効果的だったようだ。

 一方で、外国人延べ宿泊客数は同99・7%減とほぼゼロの状態が6カ月続いている。

 客室稼働率は同49・9ポイント減の33・0%。前月より10・2ポイント改善したが、前年までは外国人宿泊客が高水準に貢献していたため、依然低水準にとどまっている。客室収益指数は同57・8%減ながら5カ月連続で改善している。

 同協会は10月以降について、宿泊施設にとって厳しい状況は続くとしながらも、Go Toトラベルの東京発着解禁で日本人宿泊客の回復が続くと期待している。


情報提供:トラベルニュース社