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アイヌ文化の複合施設「ウポポイ」、12日に開園へ

 アイヌ文化を紹介する複合施設「ウポポイ」(北海道白老町)が、7月12日に開園する。コロナウイルス感染症の影響で、4月に予定していた開園が延期されていた。

ウポポイ(イメージ)

 アイヌ語で、大勢で歌うことを意味する「ウポポイ」は、文化庁が整備する国立アイヌ民族博物館と、国交省が整備する国立民族共生公園などで構成される複合文化施設。

 アイヌ古式舞踊の上演や楽器の演奏体験、アイヌ料理の試食や調理体験ができる施設もある。

 国交省では当初、年間来場者数100万人を目指すとするなど、北海道を代表する新たな観光施設としても大きな期待が寄せられていたが、コロナの影響で、厳しい出だしになる。

 7月1日、日本旅行業協会(JATA)が開いた会見で、高橋広行JATA副会長(JTB会長)は、ウポポイについての地元メディアの問いかけに、「新たな北海道の観光資源として期待しているし、旅行業界としてアピールしていきたい。学習的要素の強い施設だと思うので、修学旅行や校外学習の訪問先として提案したい。MICEのユニークべニューにも活用できる。まずはGo To トラベルを通じて、ウポポイを全国に発信し、販売したい」と話した。


情報提供:トラベルニュース社