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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/27の状況)

  • 2020年4月28日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年4月27日時点で前日より16名減り158名、国立大学病院に入院している人は11名で、人工呼吸器の使用者は0名となりました。

残りの147名が自宅隔離で療養中です。

また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在814名で自宅等で経過観察中です。

これまで回復した人は累計1,624名で、累計感染者の93%が回復し、全人口の約13%が検査済みです。

死亡者数は計10名のままで、検査検疫を継続し第2波を防止していく予定です。

専用バスなどを運行する会社の中には、解雇に必要な手元資金が不足し、立ち行かなくなりつつある会社も出てきております。こうした状況を踏まえ、アイスランド政府は明日4月28日に旅行業界に対する支援策の説明を含めた会見を開く予定です。

現在、全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されておりますが、5月16日以降の対応については、他国の状況も見つつ検討・判断する予定です。

また3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況

現在の感染者は9名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。49名が検査後、自宅にて検疫中で、死亡者数は累計で0名のままです。

検査を受けた累計数は6,588名で、全人口の12.7%が検査済みです。

アトランティック航空は、4月27日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計10便の運航をキャンセルしております。

なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。

■ グリーンランド

昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。

23日連続新たな感染者が出ておりません。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。

* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。

* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。

* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。

* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。

なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

Air Greenlandは、国際線・国内線の路線の変更・廃止、並びに現在の市場動向を踏まえ、新たな運賃種別と規則を検討しております。

デンマークは5月10日まで国境封鎖と外国人の入国制限を継続の予定ですが、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会