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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/08の状況)

  • 2020年4月9日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

アイスランド国内の感染者は現地時間昨日2020年4月08日時点で983名、4,195名が検疫中、42名が国立大学病院に入院中で、残りの941名が自宅隔離で療養中です。

当初より軽症者の自宅隔離と療養が徹底され、重症者のみ大学病院で処置が行われております。

回復した人は663名で死亡者は累計で6名のままです。全人口の8%が検査済みです。

昨日同様、現在の感染者数が前日を下回りましたが、現在、感染者数のピークにあると疫学者は説明しています。

事態収束後のインバウンド旅客需要の復活に備え、政府が40憶アイスランドクローナ(ISK)を投入して空港を整備する計画が出され、これにより多数の雇用が生み出される予定です。

入国制限に変更は無く、外出禁止令も出ておりません。

■ フェロー諸島の状況

昨日同様、感染者は184名、入院者は1名です。214名が自宅隔離で検疫中です。

これまで131名が回復し、死亡者は0名です。全人口の約10%が検査済みです。

国内最大手の食料品店が宅配サービスを始め、郵便局が郵便以外にピザの宅配を始めるなど、新たなビジネスが話題となっています。Hotel Hafniaは、客室を日中オフィスとして貸し出しを始め、多数の問い合せを受けています。

アトランティック航空は、4月08日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計8便の運航をキャンセルしております。

なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。

■ グリーンランド

感染者は昨日同様11名、全員首都ヌーク在住者です。死亡者は0名です。

新たに52名の検査結果が出ましたが、全員陰性でした。

首都ヌークでの検査が可能となり、今後1日100~150名の検査が可能となりました。

Air Greenlandの国際線・国内線の運休が5月01日まで延長され、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。

なお、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便は4月は運休である旨、在デンマーク日本国大使館のホームページに現在も表記されておりますが、運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会