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美術館オープンでまんがの聖地へ 秋田県横手市

 秋田県横手市観光おもてなし課の藤倉幹夫さんと佐藤秀人さん、文化振興課の柴田敏範さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、5月1日にリニューアルオープンした「横手市増田まんが美術館」をアピールした。

 同美術館の最大の特徴は、秋田県出身のマンガ家の作品や日本を代表するマンガ原画の収蔵と活用。常設展示室には183人のマンガ家の直筆原画を展示している。今回のリニューアルで従来の機能を拡充し、70万枚のマンガ原画が収蔵可能なスペースや原画の研究設備を新設した。マンガカフェやマンガライブラリーも設け、世界的な「マンガ原画の聖地」を目指している。

 「これまでの美術館は『保存する収蔵庫』でしたが、今回、『魅せる収蔵』にチェンジしました。多くのマンガファンに来ていただきたいですね」と柴田さん。

 また、藤倉さんは「美術館が立地する横手市の増田は、土蔵を雪害から守る『内蔵(うちぐら)』のある町として知られています。今回を機にマンガ文化の発展はもちろん、土蔵など地域の素材を掘り起こして地方創生に結びつけたく思っています」。佐藤さんも「日本のマンガは国際的に知名度を上げています。インバウンドのお客様にもマンガの原画を見に来ていただけるよう情報発信していきたい」と意欲をみせていた。

 今後は、京都国際マンガミュージアムなど全国に点在するマンガのミュージアムと連携し、世界のまんが美術館として知られるよう注力していく方針だ。


情報提供:トラベルニュース社