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クマンバチに学ぶ 日旅西日本スクラム会が総会

 日本旅行の代理業・特約店で組織する日旅西日本スクラム会(下平晃寿会長=ライオンズ旅行企画)はこのほど、大阪市内で総会を開いた。

 下平会長はあいさつで「クマンバチは図体が大きい割に羽根が小さく、航空力学的に飛べないとされているが、なぜ飛べるのか。『飛べると心の底から信じ込んでいるから飛べる』という理論があり不可能を可能にするシンボルとされている。実際は身体の小さいクマンバチにとって空気はネバネバとしたものに感じており、ゼリーの中にいるような感覚でいるから飛べるそうだが、我々もクマンバチのように『不可能を可能にする』という思いで仕事に取り組みたい」と話した。

 日本旅行取締役兼執行役員の岡本隆西日本営業本部長はスクラム会の営業概況について、上期は好調だったが下期は自然災害の影響で全般的に個人型旅行が苦戦したと報告。一方、ヨーロッパやオーストラリアなどロングの需要が際立って復活し「皆さんの頑張りで対前年比12%増と2桁の伸びとなった」と話した。

 日本旅行全体としては国内旅行は苦戦したもののインバウンド、インセンティブ旅行が堅調に推移しており「今年度は新たな気持ちで取り組みたい」と語った。

 日本旅行営業企画本部の小池博提携販売部長は「ゴールデンウイーク(GW)の先行受注は例年の2、3倍に。GW以外でも客は活発に動いており、販売拡大につながる商品を提供したい。これまで日本旅行しか取り扱えなかった商品もスクラム会の皆さんに提供しともに業績をあげたい」と述べ、協力を求めた。

 今年度の事業はスキルアップや総合国内旅程管理、トラべリンク端末操作などの研修、経営者セミナーに取り組む。任期満了に伴う役員改選では下平会長を再選した。


情報提供:トラベルニュース社