JAL、新LCC「ジップエア」で20年に2路線、太平洋横断に熱意

  • 2019年3月9日(土)

▽太平洋路線で「パイオニアに」、ETOPSクリア後

西田氏  最初の運航便は、20年夏ダイヤで開設する成田/仁川、スワンナプーム線で、使用機材はB787-8型機。JLが使用した2機を導入する予定で、太平洋横断路線での使用を視野に入れ、航続距離の長いことなども勘案したことを伝えた。仁川線とスワンナプーム線を選んだ理由については、すでにLCCの需要が大きく、成長も続いている路線であることを挙げた。

 料金については「JLなど一般的なFSCの半分程度」とイメージを語ったが、座席クラスの構成や席数、サービスのレベル、販売戦略などの詳細については明らかにしなかった。「座席は良いものを選び、座席配置には相当ゆとりがある。従来のLCCと比べて違いを生むために熱心に準備している」という。

 西田氏はそのほか、早期の太平洋横断路線開設について「パイオニアになりたい」と熱意を示した。ETOPS(緊急時に双発機がエンジン1基のみで飛行できる時間を定めた基準)をクリアするために最初の1年目は洋上運航の実績を積むことに専念するが、早ければ2年目にも路線を開設したいという。就航候補地についてはコメントを避けた。

 昨年9月の会見で明かした「BtoBの収益モデル」に関しては「すでに複数の相談先がある」とのみ伝えた。JLとの関係についてはブランドの違いを強調しつつも「JLではマイレージ事業部にいたので、何か取り組んでいければ」と協働を示唆した。

 なお、航空運送事業許可は8日に申請。社員は4月から募集する予定で、職種別には募集せず「客室乗務員業務を中心に、空港旅客サービスやサービス企画など」を幅広くこなせる人材を集めるとしている。

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