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エボラブル、19年度1Qは広告投資で利益赤字、売上は倍増

  • 2019年2月25日

 エボラブルアジアはこのほど、2019年9月期第1四半期(18年10月1日~12月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年比191.5%増の47億3500万円となったものの、各利益は全項目が前年の黒字から赤字となり、営業損失は2億4500万円、税引前損失は2億6700万円、四半期損失2億1300万円、親会社の所有者に帰属する四半期損失は2億6400万円、四半期包括損失合計額は2億2200万円となった。通期では増益を確保するという。同社は前回の決算発表から国際会計基準(IFRS)に移行している。

 主力のオンライン旅行事業で昨年5月にDeNAトラベル(現エアトリ)の全株式を取得して子会社化したことにより、売上高は大きく増加。一方で利益面は「エアトリ」の認知度向上に向けた広告投資により全項目が赤字となったが「効果は好調」という。取扱高は159.3%増の292億5800万円、売上総利益は142.3%増の27億4600万円、販管費は173.3%増の30億8600万円。

 セグメント別では、オンライン旅行事業の売上高は約4.1倍増の41億2400万円、セグメント損失は2億5800万円。ITオフショア開発事業は売上高が16.8%増の6億1100万円、セグメント利益が42.2%増の9100万円。投資事業の売上高は100万円未満(前年度は1億円)、セグメント利益は15.7%減の9700万円となった。

 なお、通期の連結業績予想については「合理的な予測が困難」との理由から、前年度の通期業績発表時に引き続き非開示としている。取扱高については1500億円以上をめざす。