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川湯温泉「仙人風呂」オープン 台風被害から元気取り戻す/和歌山

 和歌山県の川湯温泉の冬の風物詩「仙人風呂」が例年より20日ほど遅れの12月22日、オープンした。

 今から34年前から無料開放されている仙人風呂は、温泉街を流れる大塔川の一部をせき止め、川底から湧く73度の源泉を川の水に引き入れている露天風呂で、湯舟は長さ約40メートル、幅約15メートル、深さ約60センチ。

 2018年8月に和歌山県を襲った台風20号の影響で大塔川が氾濫。旅館や民宿などが床上浸水するなどの大きな被害を受けた。

 仙人風呂は今年、災害復旧工事の関係で、例年の3分の2の大きさで開設している。期間は2月28日までの期間中の毎週土日曜日には風呂の周囲に灯籠を並べる「湯けむり灯籠」を行う。入浴時間は6時半から22時までで、入浴料は無料。様々なイベントを実施し「元気な川湯温泉にぜひお越しください」と旅館の女将さんらは訴えている。

 和歌山県では元気な姿を取り戻した川湯温泉を含む熊野本宮温泉郷や熊野古道、熊野本宮大社などの世界遺産の魅力や楽しみ方をアピールしている。


情報提供:トラベルニュース社