ホテルの外観（イメージ） 　オークラニッコーホテルマネジメントは2021年、タイのチョンブリ県のアマタシティ・チョンブリ工業団地内に「ホテル・ニッコー・アマタシティ チョンブリ」を開業する。オークラニッコーホテルズとしてはタイで3軒目となるホテルで、フジタ、海外交通・都市開発事業支援機構、タイで工業団地の開発・運営を手がけるAMATA Corporation PCLの3社による現地プロジェクト会社と、12月21日にホテル運営管理契約を締結する予定。

　オークラニッコーホテルマネジメントによれば、工業団地はスワンナプーム国際空港から約42キロメートル、バンコク市内の中心部から南東約60キロメートルに位置。約750社の企業が進出しており、このうち自動車関連製造業や鉄鋼・プラスチック加工関連業を中心とした日系企業は450社以上を占める。

　ホテルは工業団地の入口付近にある、商業施設や医療・教育施設が整備されたエリアに建設。地上13階建てで、延床面積は約1万9500平方メートル、総客室数は約250室、客室の標準面積は約32平方メートルとなる予定。工業団地への訪問者などのビジネス需要や、工業団地内にあるゴルフ場「アマタスプリング」などを利用するゴルフ客を主な利用者層として想定する。

　なお、ホテル内には日本料理レストランやオールデイダイニング、宴会場やジム、大浴場も設ける予定という。