旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

セレブリティ、19年秋は横浜発着日本周遊3本を設定

  • 2018年8月30日
ミキ・ツーリスト・クルーズカンパニー・セールス&マーケティング課長の角澤裕太氏

 セレブリティクルーズは8月28日に「2019年度商品発表会」を開催し、19年秋に催行予定の日本発着クルーズについて概要を発表した。日本総代理店を務めるミキ・ツーリストのクルーズカンパニー・セールス&マーケティング課長を務める角澤裕太氏は、今年実施される横浜発着クルーズでは、日本人向けの部屋確保に課題があったとしたうえで、19年秋に実施されるクルーズについては、「しっかりと対応していきたい」と発言した。

 19年秋に実施されるのは今年同様に横浜発着の3本。いずれも改装が完了した「セレブリティ・ミレニアム」が配船される。コースは、9月22日横浜発で、広島、北九州、釜山、舞鶴、金沢、秋田、青森に寄港する11日間の「関門海峡と日本の景勝地巡り」、10月2日横浜発で、清水、大阪、福岡、釜山、青森に寄港する10日間の「秋の日本周遊クルーズ」、11月9日横浜発で、清水、神戸、高知、広島、鹿児島、福岡、釜山、函館、青森に寄港する14日間の「秋の日本周遊クルーズ」。

 いずれも今年10月1日から予約の受付を開始する。これまでと同様に早期予約特典も設定。「関門海峡と日本の景勝地巡り」では19年1月31日までの申し込みで1室あたり300米ドル、19年3月29日までの申し込みで1室あたり200米ドルのオンボードクレジットをプレゼント。また、「秋の日本周遊クルーズ」では19年1月31日までの申し込みで300米ドルの特典をつける。

 このほか、発表会では現在造船が進んでいる「セレブリティ・エッジ」についても説明し、新たに船内レストランの概要を発表。メインダイニングは、イタリアンの「トスカーナ」、フレンチの「ノルマンディー」、地中海料理の「キプロス」、多国籍料理の「コスモポリタン」のほか、スイートクラス専用に「ルミナ・アット・ザ・リトリート」とアクアクラス専用に「ブルー」を設ける。また、可動式オープンデッキ「マジックカーペット」では、ランチとディナーを設定。さらに、新しい取り組みてとして、「ル・グランドビストロ」では、テーブル上でプロジェクションマッピングによる料理紹介を行うエンターテイメントも実施する。

 「セレブリティ・エッジ」は18年12月から就航。夏はヨーロッパ、冬はカリブ海がメインルートになる。2019年はイベリア半島周遊クルーズ(10泊11日)、アマルフィ海岸とエーゲ海巡り(11泊12日)、西地中海クルーズ(10泊11日)などを予定。ミキ・ツーリスト・クルーズカンパー営業担当の谷中保洋氏は、「セレブリティの特徴は、停泊が多く、ゆっくりとした日程でクルーズを楽しめるところ」と説明し、海外旅行市場でのフライ&クルーズの拡大に意欲を示した。