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日旅協関西支部連支える委員会活動 1年間の取り組み

 日本旅館協会関西支部連合会の各委員会ではこの1年間、活発な取り組みを行ってきた。なかでも総務企画委員会とIT戦略委員会はセミナーや講演会を開いてきた。

 総務企画委員会は「旅館で働きたい人を増やし、雇用を長期化する取り組みの提案」として、関西圏の観光学部や外国語学部がある大学、観光専門学校などに講師を派遣。旅館で働く魅力をPRした。

 2018年1月には、京都外国語大学と大阪YMCA国際学院で約100人の学生を集めて講演会を実施。京都の松井本館の若女将、松井もも加さんが旅館で働く意義や楽しさを訴え、学生らにメッセージを伝えた。今年度も大手前大学や神戸大学、兵庫県立大学など10カ所以上で開催することが決まっている。

 IT戦略委員会は17年9月、18年3月にITセミナーを実施。9月には第1部で本部の針谷会長が「旅館ホテルの生産性向上」、第2部でシーアンドアールエムの小林武嗣社長が「旅館ホテルのCRM(顧客関係管理)入門」を行い86人が参加した。

 今年3月のセミナーでは、第1部でChatWorkセールス&マーケティング部の樫山知拓さんが「コミュニケーションをIT化?―顧客満足と従業員満足を実現する仕組み」▽第2部で宿援隊の石井太樹社長が「独立系旅館・ホテルが採りうる、収益最大化のための現実的チャネル戦略―OTAを有効活用しながらの自社WEB集客」▽第3部でSansan営業部関西支店グループの渡邊隆夫さんが「ホテル・旅館の収益を下支えするSansanとは?」と題し講演。101人が参加した。


情報提供:トラベルニュース社