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知る人ぞ知る英国・ウェールズのブームじわり
歴史、城、水辺、美食と魅力満載の企画要素とは?[PR]

  • 2018年3月27日

蒸気機関車で優雅なアフタヌーンティー

ボドナント・ガーデンは英国で最も美しいと言われる庭園のひとつ。6月下旬から7月初旬にかけて咲き乱れるキングサリの黄金色のカーテンのトンネルも絶景だ ボドナント・フードセンターでは、キッチンスクールで伝統ウェールズ料理ウェルシュ・レアビットなどが体験できる

 古城街道では、コンウィ川上流に位置する80エーカーの広大な名園、ボドナント・ガーデンも見逃せない。チェスターから車で約1時間。この土地に住んでいた一族が19世紀から5代にわたって完成させた名園で、初夏になるとキングサリの黄金のアーチで彩られる。趣向を凝らした庭には、日本人に馴染みがあるアジサイやツバキも植えられて、旅のエピソードに花を咲かせることもできそうだ。

 ボドナント・ガーデンのすぐ近くにあるボドナント・ウェルシュ・フードセンターは、カラフルな宝石箱のようなフード&ドリンクのショップ。美味しさはもちろん、ビジュアル的にも美しい北ウェールズ原産の食材が7、8割を占める。ウェディングやレセプションにも利用できるホールやレストラン、宿泊施設もある。

 併設するクッカリー・スクールでは、プロのシェフによる新鮮な食材を利用した料理教室に参加することも可能。片言の英語でOKなので、ツアー客同士で楽しみながらできたての絶品を味わうことができる。

 古城街道の西側には世界遺産のハーレック城、潮の満ち引きで遠浅の砂浜の絶景が見渡せ、村全体が芸術というリゾート、ポートメイリオンがある。その近郊の港町ポーツマドッグを起点として始まるのが蒸気機関車の旅、フェスティニオグ鉄道だ。1863年に開通した100年以上を誇るレトロな鉄道で、海辺の街から緑の森を抜け、スレート鉱山、スランドゥドゥノへと、乗車しているだけでウェールズならではの幻想的な風景に触れることができる。パノラマ式の特等席はまるで天空を走る応接室のよう。車内で優雅にアフタヌーンティーをいただく贅沢なひと時を味わえる。

フェスティニオグ鉄道は150年前に作られた原型機関車3両が今も使われており、車両はすべて複製でないオリジナルだ
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 スレート鉱山周辺では、山の絶壁の合間を、ロープで吊るされて世界最速・最長の空中飛行するスリリングなジップワールドや、セントポール寺院2つ分すっぽり入るほど深い洞窟の3層の巨大トランポリン施設や地底探検ツアー、渓谷の中に現れる世界最大の人工サーフィン施設など、大自然を最大限に活用したナチュラル・アクティヴィティーも、他にはない魅力だ

 隠れ家ウェールズでは、訪れる旅人達によって次々と秘密の扉が開かれている。ぜひ、なつかしくて新感覚な旅をウェールズで創出していきたい。