週間ランキング、1位はサイパン線復活、ANAのハワイA380も

  • 2018年3月9日(金)

[総評] デルタ航空(DL)の運休によってオフラインとなることが決まったサイパンですが、その発表から約1ヶ月で朗報が届きました。具体的には、社名は明かされなかったもののある航空会社が成田か羽田からデイリー運航を開始する計画であるとのことです。運航開始は冬ダイヤだそうで、DLが運休する5月から数ヶ月の空白期間は生じてしまうものの、明るい未来が見えることの意味は大きいでしょう。

 運休のニュースが1位になった当欄でも書きましたが、これからのマリアナ諸島はDLの路線維持を大前提とする発想から解き放たれ、ありとあらゆる可能性を検討し実行できる素地が整います。

 西オーストラリア州政府観光局も、2011年の震災直後にカンタス航空(QF)の運休によってパースがオフラインとなりましたが、経由便を運航する各社との協力関係を深化させて堅調な回復を続けられています。噂によると直行便の復活も現実味を帯びてきているところで、それが実現した暁には間違いなくQF運休以前よりも強靭な体制が構築されることになると思われます。

 ピンチをチャンスに、災い転じて福となす、などというように、マリアナもこれからの数年間で新しいステージにあがることになるような予感がします。

 次に、こちらもこれから大きな変化が起きるかもしれないのが同じくリゾートデスティネーションであるハワイです。何の話かというと、第3位の通り全日空(NH)が来年からハワイ線にA380型機を投入する計画で、取材中も「ANAグループ総力を挙げて(中略)ハワイを青く染める」という大変意欲的なお言葉が聞かれています。

 ハワイは日本発の海外旅行の原点と評されており、特にその背景ではB747型機による大量輸送が大きな役割を果たしたと聞きます。NHの新しい大型機が同じだけのインパクトを持つかというと市場の成熟度が当時とは異なりますので難しいかもしれませんが、市場に今までとは異質の効果を与えることは想像に難くないところです。

 一方では、1機あたり500を超える座席の多さがNHの戦略にもたらす影響も気になります。釈迦に説法ながら中・小型機で多様な路線ニーズに柔軟かつ素早く対応するのが航空業界の主流な考え方で、実際にA380型機も「エミレーツ航空(EK)が発注をやめれば生産中止」という報道がなされるなど厳しい状況です。

 NHがA380型機の導入を決めたのも実際にはスカイマーク(BC)の再建支援を勝ち得るためだったと目されており、その時点で理屈だけでは説明できない部分もあるのかもしれませんが、だからといって不採算で構わないという話でもないでしょう。500席超からどのように利益を得ていくか、旅行会社との付き合い方や他路線における方針との整合性を含めて気になる部分は多々あります。

 迎え撃つ日本航空(JL)や外国系航空会社も当然黙って見ているはずがなく、競争は確実に激化していきます。視点を広げるとさらに、ユナイテッド航空(UA)によるグアムの大幅減便があり、あるいは先述のサイパンに就航見込みの航空会社がそうであるかは別にしてLCCの参入も予見され、ビーチリゾート全体で業界の構図が大きく変化していく可能性を感じます。(松本)

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