JTBならではの瀬戸内・山陰を 18年度上期「日本の旬」(2) “五つ星”の旅を提案―各県個性際立つ商品企画

 日本の旬 瀬戸内・山陰は「ふたつの海と、心地のいい旅舞台。“海、山、街、食、歴史、ここで過ごす時間が五つ星”」がキャッチフレーズ。日本海と瀬戸内海、歴史的な町並み、食などエリア内の様々な魅力をテーマに個人、団体、訪日旅行の商品企画をラインナップした。

 そのうち、JTB中国四国の大小田博之社長が5県それぞれの目玉的な商品として、高さ175メートルの北備讃瀬戸大橋・主塔に登る「塔頂」ツアー(岡山県)▽下関や今治などから配船し実現させる宮島水中花火大会の貸切クルーズ(広島県)▽訪日観光客の人気が高い元乃隅稲成神社と角島大橋に立ち寄るやまぐち絶景満喫バス(山口県)▽天守閣からの夜景と抹茶が楽しめる国宝松江城夜間貸切プラン(島根県)▽星取県を標ぼうし今年開山1300年を迎える大山の星空観測ツアー(鳥取県)を挙げた。

 特に、やまぐち絶景満喫バスは「瀬戸内・山陰エリアに訪れるインバウンドの半数が訪れる広島など山陽と日本海を結び、訪日旅行のトレンドをつくりたい」という試み。「OTAにはない付加価値として売り込む」と意欲を示す。

 個人旅行のエースJTBでは、瀬戸内と山陰の南北の交流軸を定着させようと5種類の周遊クーポンを作成したほか、ご当地スイーツグランプリと銘打って2県以上の周遊客を対象に無料でスイーツを味わえるクーポンも発券する。団体旅行では、鳥取砂丘でのチームビルディングや、昨年就航した客船ガンツウの貸切クルーズなど「団体需要を創出するコンテンツ」を設定、提案する。


情報提供:トラベルニュース社