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日本航空、1月の国際線旅客は1.7%増、オセアニアが2桁増

  • 2018年2月27日

 日本航空(JL)の2018年1月の運航実績で、国際線の旅客数は前年比1.7%増の71万9221人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は4.7%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は3.3%増で、利用率は1.1ポイント減の77.8%だった。

 方面別では、昨年9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」が54.0%増の1万9945人となり、5ヶ月連続で2桁増に。続いて「欧州」が14.0%増の5万6821人となった。

 前年を下回ったのは「ハワイ・グアム」「中国」「米大陸」で、このうち「ハワイ・グアム」は8.5%減の8万809人と最も減少。同社広報部によれば、北朝鮮問題の影響でグアムへの需要が減少したほか、昨年9月に成田/コナ線に就航したものの「需要の伸びがついてきていない」ことから前年を下回ったという。「中国」は今年の旧正月が2月中旬となったことで3.0%減の11万9705人。「米大陸」は2.1%減の9万5187人だった。

 利用率とその伸び率が最も高かったのは「オセアニア」で、4.1ポイント増の87.4%。利用率は「韓国」が0.6ポイント増の83.5%、「東南アジア」が2.7ポイント増の81.9%で続き、それぞれ8割を上回った。利用率が最も減少したのは「ハワイ・グアム」で、8.1ポイント減の73.9%。このほか「米大陸」が3.0ポイント減の72.9%、「欧州」が1.5ポイント減の78.3%でともに前年を下回った。

 国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。