外務省、海外での麻疹・風疹に注意喚起、イタリアでも増加

  • 2018年2月20日(火)

 外務省はこのほど海外安全ホームページで、海外旅行先での麻疹(はしか)・風疹感染について、注意喚起のための広域情報を発出した。アジア・アフリカ・ヨーロッパなどで感染例が多く報告されていることを受けたもの。日本人による輸入症例を発端とする国内での集団感染も発生していることから、旅行者には海外ではこれらの感染リスクがあることを認識し、麻疹・風疹の予防接種を2回受けていない人にはワクチン接種を検討するよう呼びかけている。

 麻疹は感染力が非常に強い、空気感染や飛沫感染によって簡単に人から人に感染する急性のウイルス性発疹性感染症。潜伏期間は10日から12日程度で、主な症状は発熱・咳・発疹などだが、まれに肺炎や脳炎になり先進国であっても患者1000人に1人が死亡する。2016年には全世界で約19万人の患者が報告され、最近ではイタリアやルーマニアなどヨーロッパにおいても報告数が増加している。

 一方の風疹も感染力が強い、飛沫感染によって人から人に感染する急性のウイルス性発疹性感染症。潜伏期間は14日から21日程度で、主な症状は発熱・発疹・リンパ節腫脹などだが、まれに脳炎などを併発して入院を要するケースもある。妊娠20週頃までの妊婦が感染した場合は、出生児が先天性心疾患などをもって生まれる可能性がある。16年にはアフリカとアジアを中心に全世界で約2万2000人の患者が報告された。

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