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外務省、モルディブ首都に注意喚起-観光への影響は軽微か

  • 2018年2月6日

 外務省はこのほど海外安全ホームページで、モルディブの首都のマーレ市について注意喚起のためのスポット情報を発出した。政治犯の釈放などを命じる最高裁判決の後に政府と野党の動きが活発化し、野党支持者と治安維持部隊の間で小競り合いが発生していることを受けたもの。旅行者には最新情報の入手に努め、政府関連施設やデモ・集会などの会場には近づかないことなどを求めている。

 モルディブ政府は2月5日夜には15日間の非常事態宣言を発出。ただし夜間の外出禁止令はなく、一般の移動やサービス、ビジネスにも影響は与えないとしている。「集会の自由」などの権利は制限される。

 なお、モルディブの玄関口であるヴェラナ国際空港はマーレ島の隣の島にあり、同国を訪れる旅行者の多くはマーレ市を経由せずにリゾート島に移動する。駐日モルディブ大使館によれば、2015年11月に国内情勢が不安定化した際も、事件はマーレ市に集中し、観光に大きな影響はなかったという。