itt TOKYO2024
itt TOKYO2024

ANAとJAL、17年の国内線旅客は3.9%増、利用率は69.6%

  • 2018年2月5日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年の国際線の運航実績(※)で、2社の旅客数の合計は前年比3.9%増の7361万6497人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.4%減だったところ、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は4.2%増で、利用率は3.1ポイント増の69.6%となった。

 2社のうち、2月2日に運航実績を発表したNHの旅客数は3.4%増の3974万9419人、ASKは0.9%減、RPKは3.9%増、利用率は3.2ポイント増の68.1%だった。旅客数はJLの3386万7078人よりも588万2341人多かったが、利用率は2.9ポイント増の71.7%となったJLを下回った。JLは1月19日に運航実績を発表している(関連記事)。

 12月単月の2社の旅客数の合計は1.0%増の583万9968人で、ASKは0.5%増、RPKは1.1%増、利用率は0.4ポイント増の65.8%だった。このうちNHの旅客数は0.2%増の313万4099人、ASKは0.9%減、RPKは0.8%増、利用率は1.1ポイント増の65.1%。旅客数はJLの270万5869人を上回ったが、利用率はJLが0.7ポイント減の66.7%となり、NHを上回った。

 NHの路線別の旅客数は羽田/福岡線が最も多く、0.6%増の29万5469人。2位は羽田/新千歳線で3.6%増の27万1878人、3位は羽田/伊丹線で1.8%減の24万2689人となり、上位6路線を羽田線が占め、1位から3位まではJLと同じ路線となった。NHの路線において旅客数の伸び率が最も高かったのは関空/宮古線で、85.3%増の6692人。次いで関空/新千歳線が45.4%増の1万9292人、羽田/宮古線が42.6%増の1万415人となった。利用率が最も高かったのは成田/伊丹線で82.0%。次いで成田/仙台線が78.6%、成田/新千歳線が78.1%と続いた。

 国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※一部は本誌による推計値

※日本航空側の訂正により一部の表を変更中です。最新の情報は日本航空のウェブサイトでご確認ください