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クルーズ船の日本寄港、11月は昨年の倍に、累計37%増

  • 2017年12月21日

 国土交通省がこのほど発表した「Japan Cruise Report」によると、11月のクルーズ船の寄港回数は前年比105.8%増の214回となり、2017年において最も高い伸び率を示した。このうち外国船は88.6%増の132回。「コスタネオロマンチカ」の通年運航や「ダイヤモンド・プリンセス」の初の冬季コースなどにより増加した。日本船は141.2%増の82回で、せとうちホールディングスが10月17日から小型客船「ガンツウ」の運航を開始したことで大幅な伸びを示した。

 1月から11月までの寄港回数の累計は36.8%増の2604回。このうち外国船は40.6%増の1933回、日本線は26.8%増の671回だった。

 「Japan Cruise Report」では11月のトピックとして、8日に飛鳥IIやガンツウ、コスタ・アトランチカ、MSCリリカなど10客船が12港に寄港したことを紹介。そのほか21日にスーパースター・ヴァーゴが鹿児島港に寄港し、九州地方整備局管内へのクルーズ船の寄港回数が年間1000回を突破したことを紹介した。