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パラオ、旅行者に環境保護を義務化、罰金最大100万米ドル

  • 2017年12月12日

 パラオ政府はこのほど、入国するすべての外国人旅行者に対して、環境保護に関する誓約書「パラオ・プレッジ」への署名を義務化した。パラオの文化と自然環境を保護し、次世代に継承することが目的で、同国によれば世界初の取り組み。パラオの人口は2万人に満たない一方、毎年中国などから16万人以上の外国人旅行者が訪れており、旅行者が文化や自然に悪影響を与える可能性を懸念したという。同国大統領のトミー・レメンゲサウ氏は「パラオ・プレッジ」の開始に際し「旅行者にパラオを尊重する方法を示すのは我々の責任」とコメントしている。

 誓約書は英語、中国語、日本語など5ヶ国語で用意しており、パスポートに押印。ルールを破った旅行者には最大で100万米ドルの罰金を科す。「パラオ・プレッジ」の取り組みについては、航空機内で放映するビデオ映像や、パラオの空港内のデジタルサイネージなどで紹介する。