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主要50社、8月の国内旅行は0.3%減-外国人は2.7%増

  • 2017年11月13日

 観光庁が取りまとめた2017年8月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、国内旅行の取扱額の合計は前年比0.3%減の3635億8327万円となった。同庁によれば、方面別の取扱額については旅行会社によりに差があり、目立った傾向は見られなかったという。募集型企画旅行については、取扱額は2.1%減の1325億6164万円、取扱人数は3.7%減の398万7928人となり、単価は1.7%増の3万3241円となった。

 取扱額が最も大きかったのはジェイティービー(JTB)25社で、1.4%減の1199億8256万円。2位は楽天で6.3%増の690億9531万円、3位はKNT-CTホールディングス8社で3.8%減の306億6806万円となった。

 前年からの伸び率は、旅工房が55.0%増の4622万円で1位に。2位はDeNAトラベルで14.1%増の7億470万円、3位は名鉄観光サービスで14.0%増の63億7909万円と続いた。国内旅行を取り扱う48社のうち13社が前年を上回った。

 外国人旅行の取扱額の合計は2.7%増の151億1796万円。昨年に大型のMICE案件などがあった反動もあったが、韓国や香港からの訪日客が好調に推移したことで前年を上回った。募集型企画旅行の取扱額は0.6%増の4億5516万円、取扱人数は23.9%増の3万8484人で、単価は18.8%減の1万1827円となった。

 取扱額が最も大きかったのはJTB25社で、18.0%減の54億4302万円。2位は日本旅行で6.4%増の31億5339万円、3位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社で、68.0%増の26億4397万円だった。

 前年からの伸び率の1位はフジ・トラベル・サービスで、32万円から約11倍の360万円に増加。2位は読売旅行で90万円から約10倍の910万円となった。3位は名鉄観光バスで、573.5%増の258万円。取扱額が1億円以上の企業では、DeNAトラベルが121.2%増の1億1698万円、HISが68.0%増、名鉄観光サービスが27.7%増の2億279万円と続いた。外国人旅行を取り扱う36社のうち7社が100%以上の伸び率を示した。

 なお、海外旅行の取扱額の合計は6.7%増の2193億3245万円で、総計は2.2%増の5980億3369万円。募集型企画旅行の取扱額は、海外旅行は9.9%増の562億5987万円、総計は1.2%増の1892億7666万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※4月からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
8月単月