Airbnb、全日空・ピーチと協業開始-マイル連携、新サイトなど

  • 2017年11月6日

▽MMとは「COTABI」を開設、一般旅行者の旅行プランを販売

会見では「COTABI」のデモ画面を公開  一方、AirbnbとMMによる協業においては、MMが来年4月に正式開業する新たなウェブサイト「COTABI」でAirbnbが民泊物件を提供する。同サイトは一般の旅行者が投稿した旅のプランを参考に、利用者が移動手段や宿泊施設、アクティビティなどを一括予約できるウェブサイトとなる予定。

 MM代表取締役CEOの井上慎一氏は、3月にインスタグラマーが旅行先で撮影した写真を活用した予約キャンペーンを実施したところ、反響により同月の航空券の販売総額が前年比2.4倍になったことから着想を得たことを説明。ウェブサイトについては「お客様がプランを作り、我々はプラットフォームを提供してそのプランを掲載する」と説明した。

井上氏  井上氏は6日にはMMのウェブサイト内にAirbnbの物件を紹介する特設ページを公開したことを紹介。同ページ経由で5月末までにAirbnbの物件を予約した人に、Airbnbで利用できる3000円分のクーポン券を贈呈する。協業については、MMの主な利用者が若者であることについて述べた上で「利用者の旅のスタイルは多様化を極めている。幅広く奥深いニーズに対応できるパートナーはAirbnb以外に見当たらない。今回の提携で日本の旅行スタイルが変わるのではないか」と期待を示した。

 志岐氏は、AirbnbとMMの協業については「ANAセールスは新しい旅の創造という点では随分苦しんでいる。両社が全く違った発想で創造する旅を大いに参考にしたい」とコメント。ANAセールスにおける新法施行後の民泊サービスの活用については「通常の宿泊施設と仕入れ方法が異なるのでどう調整するかだが、検討したい」と語った。