ANAHD、大分県と包括連携協定、旅行商品開発など

  • 2017年10月16日

 ANAホールディングス(ANAHD)はこのほど、大分県と「大分県の地方創生の推進に向けた包括連携協定」を締結した。同県の観光や文化などの振興に加えて、地域の活性化、移住・定住の促進、災害時の支援などに取り組む。

 このうち観光の振興については、すでに発売している「おんせん県おおいた」の関連旅行商品などに加えて、県との新たなタイアップ商品を造成する予定。そのほか、ANA総合研究所が事務局を務める「ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構」によるウォーキングイベントを、11月18日に別府で実施する。来年5月の「世界温泉地サミット」には参加者の輸送などで協力。そのほか、大分県の食や観光素材を、グループの旅行商品や各種媒体などで訴求する。

 文化やスポーツの振興については、10月29日の「第37回大分国際車いすマラソン大会」に協賛するほか、10月6日から11月25日までの「おおいた大茶会」などの輸送面で協力する。

 地域活性化に向けては、県産品の販売や輸出などを支援。移住と定住の促進については、ANAグループの退職者向けのウェブサイト「ソラミテ」に、大分県の移住関連情報サイト「おおいた暮らし倶楽部」の情報を掲載する。災害時には支援物資や人員の輸送などで協力する。